美容師でくせ毛のわたしが使っているヘアオイル
くせ毛、うねり毛…
ほんと悩ましいですよね。
年齢を重ねるごとに、くせが気になる、髪のくせ毛パサつきやうねりが気になる…という声をよく聞きます。
わたしは生まれつきのくせ毛ですが、最近くせが強くなってしまいました。
髪が細くなってきたことや、髪のダメージ、ストレスなど生活習慣も関係しているんですよね。
俗に言う「加齢」ってやつです…。
髪を健康に保つことがいちばん大事ですが、パサつき、広がり、うねうね…を抑えて、ヘアケアで扱いやすい髪に近づけることはできます!!
くせ毛の原因
くせ毛は遺伝的様相がありますが、日々の生活習慣の乱れやストレスなどでも起こることがあります。
後者の場合、規則正しい生活を送る、ストレスを抱えていないか… など、日々の過ごし方を見直すことで改善されていくこともあります。
遺伝によるくせ毛の場合、ヘアケアで改善していくのは難しいので、行きつけの美容室で相談されることをおすすめします。
生活習慣が関係している場合は、湿気や乾燥から髪を守ることが大切です。
うねりやパサつきが気になるときは、ヘアオイルを使ってケアすることで、ある程度抑えることが可能です。
また、毛穴に皮脂汚れなどが詰まっていたり、シャンプーなとがしっかり落としきれていない場合も、くせ毛やうねりの原因になることがあります。
毛穴に詰まった皮脂などは、普通にシャンプーするだけでは落ちにくいので、頭皮マッサージや美容室でのヘッドスパなどで、取り除くことも必要ですね。
ヘアオイルの種類
大きく分類すると、植物性・動物性・鉱物性の3つです。
植物性
アルガンオイル、ホホバオイルなどを主に、植物から抽出したオイル。
髪に栄養を与えてくれる成分が豊富です。さらっとした仕上がりなので、髪がペタッとしやすい方にも、使いやすいオイルです。
カラーや紫外線などでのダメージケアにおすすめ。
動物性
動物から抽出したオイル。馬油、スクワランオイルなどがあります。
やや重ためのオイルが多いです。揮発しにくいので、しっかり潤います。
毛先のパサつきやまとまり感がほしい方にはおすすめです。
鉱物性
石油などの鉱物油から抽出したオイル。ミネラルオイル、ベビーオイルなどがあります。
伸びがとてもよくて、髪にしっかり残ります。指通りがよくなり、ツヤ感をだしやすいです。
安価でコスパがよいです。
鉱物性のオイルは、肌や髪によくない!!… と時代もありましたが、現在は安全性も管理されているので、過渡な心配はしなくてよいでしょう。肌にも低刺激でベビーオイルの基材にも使われるものなので、安心して使えるものといえます。
くせ毛・ヘアオイルの選び方
湿気や乾燥で髪がパサつきやすく、広がってしまうためヘアオイルは、保湿力が高くて、ダメージに効果のあるものを選びましょう。
一般的には、くせ毛にはシリコン入りのオイルが最適といわれています。
わたしはまとまりを良くしたり、ダメージ毛をキレイに見せたくてシリコン入りを使うこともありますが、ノンシリコンでコーティング効果のあるものを選ぶようにしています。
ヘアオイルは根元付近につけるものではないですが、カラーや縮毛矯正などの妨げになるので、なるべく避けています。
くせ毛やダメージがハードで、シリコン入りでないと髪が収まらない場合は、中心から毛先にかけて、ヘアオイルを伸ばすようにして使うとよいですよ!
シャンプーも週1回はクレンジング効果のあるものを使うなど、日頃使うものと分けて用意するとよいと思います。
ベビーオイルをヘアオイルとして使ってもOK?
わたしが中学生だった頃、くせが気になり雑誌で見たあることを試しました。
シャンプー後に洗面器にお湯を入れてベビーオイルを数滴垂らして、髪に万遍なくいきわたらせる…
という方法を試したところ・・・
翌朝はボリュームダウンはしていましたが、ものすごくオイリー!!
学校の校門をくぐることができずに、Uターンして帰宅したことがあります。
ベビーオイルをヘアオイルとして使うことも可能ですが、つけすぎは禁物。
その分量も難しいし、以下の理由によりおすすめはしません。
- とても油分が残りやすいため、シャンプー時に泡立ちにくくなります。
- 髪にベビーオイルが残っていると、薬剤を弾いてしまうため、カラーやパーマなどの仕上りに影響します。